プロフィール
杉岡 秀紀
杉岡 秀紀
1980年、奈良県生まれ。2003年同志社大学経済学部卒業、2007年同大学大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了。2009年同博士後期課程退学。臨床政策学者。周旋家。2016年から福知山に移住。

専門は、公共政策、地域政策、地域公共人材論、大学まちづり論、NPO論、大学評価論。

大学時代から環境問題、まちづくりに関心を持ち、2003年にまちづくりNPO「きゅうたなべ倶楽部」を主宰(発起人)。地域に開かれた大学祭の創造や商店街活性化、フリーペーパーの発行・産学連携ITプロジェクト・商品開発・リユースフェアなどのコミュニティビジネスを武器に京都府南部地域におけるまちづくりに取り組む。

2007年からは、いったん地域から離れ、霞ヶ関(内閣官房)へ。行政改革推進本務事務局にて、社会保険庁改革に従事する。

同志社大学政策学部嘱託講師(2009〜2014)、一般財団法人「地域公共人材開発機構」事務局総括(2009〜2012)、京都府立大学公共政策学部講師・地域連携センター副センター長(2012〜2016)を経て、2016年秋より福知山公立大学地域経営学部准教授。京都府立大学京都政策研究センター特任准教授。

社会貢献活動として、龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター 客員研究員、一般財団法人地域公共人材開発機構常任理事、一般社団法人社会的認証開発推進機構評議員、NPO法人グローカル人材開発センター理事、NPO法人京都子どもセンター監事、きゅうたなべ倶楽部アドバイザー、真庭市政策アドバイザーなどを務める。

主な著書は、『地域力再生の政策学』(ミネルヴァ書房、2010年、共著)、『地域貢献としての大学シンクタンク』(公人の友社、2013年、編著)、『地域公共人材をつくる』(法律文化社、2014年、共著)、『住民自治を問いなおす』(法律文化社、2014年、共著)、『もう一つの自治体行革』(公人の友社、2014年、編著)、『持続可能な地域実現と大学の役割』(日本評論社、2014年、共著)、『地域力再生とプロボノ』(公人の友社、2015年、編著)『地域創生の最前線』(公人の友社、2016年、編著)、『自治体政策への提言』(北樹出版、2016年、共著)など。

大学時代(2000年)に結成したバンド「シカゴプードル」では、2003年に京都学生祭典(KYOTO STUDENT MUSIC AWARD)でグランプリを受賞。2004年にCDデビューも果たした(2006年に卒業)。

【HP】 http://sugiokahidenori.jimdo.com
【ブログ】http://e013.dgblog.dreamgate.gr.jp/
【facebook】http://www.facebook.com/hidenori.sugioka/

【主な受賞歴】
2002年 「REALIZE In Kyoto(京都府南部地域における学生による地域政策・ビジネスコンテスト)」グランプリ受賞
2003年 「京都学生祭典 全国学生音楽コンテスト(kyoto student music award)」グランプリ受賞(Chicago Poodle)
2003年 「同志社大学育英賞」受賞
2004年 「エコ京都21」認定(きゅうたなべ倶楽部)
2004年  関西文化学術研究都市「都市びらき10周年」感謝状授与(きゅうたなべ 倶楽部)
2005年  内閣府「生活達人」認定
2005年  京都人間力大賞ファイナリスト
2007年  日本都市計画家協会「全国都市再生まちづくり会議」奨励賞受賞(きゅうたなべ倶楽部)
2012年  京都府「明日の京都」推進特別賞(地域公共人材開発機構)
2013年 「第7回全国大学まちづくり政策フォーラム」優秀賞受賞(杉岡ゼミ)
2013年 「第9回京都から発信する政策研究交流大会」優秀賞(杉岡ゼミ)
2014年 「京都府立大学学長賞」受賞(杉岡ゼミ)
2014年 「第10回京都から発信する政策研究交流大会」京都市長賞、優秀賞受賞(杉岡ゼミ)
2014年  2013年度京都府創発事業認定(京都丹波・写ガール隊)
2015年 「第9回全国大学まちづくり政策フォーラム」優秀賞、政策マネジメント研究所賞受賞(杉岡ゼミ)
2015年 「2015年京都丹波観光プランコンテスト」優秀賞受賞(杉岡ゼミ・京都丹波・写ガール隊)
2016年 「第4回 京の公共人材大賞」奨励賞受賞(京都丹波・写ガール隊)
2016年 「第10回全国大学まちづくり政策フォーラム」優秀賞、政策マネジメント研究所奨励賞受賞(杉岡ゼミ)
2016年 「京都府公立大学法人 理事長表彰」(京都丹波・写ガール隊、地域連携センター学生部会かごら)
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2013年05月06日

プレゼントとプレゼンの共通点

長いようで短い、短いようで長いGW(ゴールデン・ウィーク)が終わりました。

最終日であった5月6日は、杉岡家では、

・いつものお墓参り
・ちょっと遅い子どもの日(5月5日)
・ちょっと早い祖母の誕生日(5月11日)
・ちょっと早い母の日(5月12日)


の4つ行事のために、(元)家族全員が揃いました。

二人の兄家族はもとより、祖母から甥まで4代に渡る縦の家族団らんは正月以来になります。

当たり前だけど、実は当たり前じゃないこの瞬間だけでも実はありがたいものですが、
今日は「プレゼント」に話題を絞って書いてみたいと思います。


今日は私たち夫婦からはこんなプレゼントを渡しました。

・対祖母→夏でも涼しい洋服
・対母→よく眠れるピローカバーと足痛に利くクリーム等
・対甥→赤外線のリモコンで動くおもちゃの車


そして、これだけでもよかったのですが、やはり女性がもらって嬉しいのは

「お花」

であろう、ということで

「もう一つのプレゼント」

を考え、祖母と母に気持ちばかりのお花も準備。

小さい花束ではありましたが、日頃の感謝の思いも込めて贈呈しました。

結果はオーライ、喜んでもらえて何よりでした。


さて、本題ですが、ここでプレゼントとプレゼンの共通点を考えみます。

それは、

「人はおまけがあると嬉しい」

ということです。

これは私などは

「ジョブズ方式」

と勝手に命名していますが、終わったな、と思った時に

「もう一つあります」

と言われたら、人間はすごく嬉しくなるものです。

そして、これは見事にプレゼントでもプレゼンでも一緒なんですね。


ちなみに、今日はさらに応用編を実践((笑)。

「自分がして欲しくて嬉しいことは、他人にもしよう」

ということで、今日はさらにお土産のパン(最近ハマってる米粉パン)も持参し、

「トリプルプレゼン(ト)」

を試みてみた次第です。

結果は見事に成功。


1点誤解ないように言っておきますが、これは

「お金をかけろ」

という意味ではありません。


お金も確かに関わってきますが、その多寡が重要なのではなく、

「相手の立場で、どれだけ考えられるか」

という想像力が重要なのです。

何度もここで書いていますが、

「プレゼン(ト)の主役はお客さん(相手)」

ですから。



という訳で、是非皆さんもプレゼン、あるいはプレゼントの時には、

「another one」

をイメージしてみてくださいね。


きっとその「伝える」がもう一歩深く「伝わる」に貢献してくれると思います。


平成25年5月6日 

杉岡 秀紀 拝


  

Posted by 杉岡 秀紀 at 23:15Comments(0)伝える・伝わる研究所

2013年01月13日

狂言から学ぶ「伝える・伝わる力」

今年初の

「狂言(茂山千五郎家)」

を見てきました。


今日はこの

「狂言から学べる「伝える力・伝わる力」」

について考えてみようと思います。


まず第一は

「真似ぶ力」。

能と同じく狂言の原点は「猿楽」と言われる訳ですが、狂言は、0から全てを作るのではなく、

「守・破・離」

の観点から、

「真似することころは真似をし(守)、その中にオリジナリティを見出す(破離)」

芸術となっています。

この点は伝える・伝わる力を身につける上でも重要です。

何度か触れていますが、

「学ぶの語源は真似ぶ」

こと。

つまり、まずは真似をすることころから技術の向上は始まるのです。

スポーツでも芸術でも学問でも共通ですが、その重要性を狂言は改めて教えてくれます。



第2は、

「笑う力・笑わせる力」。

舞台における能と狂言の一番の違いは、能面の有無など細かい点沢山もありますが、
一番の違いは

「笑えるか、笑えないか」

だと思います。

伝える・伝わる力でもこの点は重要です。

「難しいことは易しく、易しいことを楽しく」

と言ったのは、井上ひさしさんですが、やはり

「楽しいと思ってもらわないと伝わらない、続かない」

ものです。

その意味からもシュールですが、この

「笑う力、笑わせる力」

は非常に学ぶ意義が深いと思います。



最後は

「準備する力」

これは伝統芸能の世界に限らずではありますが、
特に芸術(アート)やスポーツの世界では、

「日頃の練習、鍛錬」

がものを言います。

お客さんからお金をもらう仕事であれば、なおさらですよね。

当然のことながら、一夜漬けなどでは通じるものなどは少なく、
早い人は、2、3歳から始めている人も少なくありません。

終演の時に

「スタンディングオベーション」

が起きるのもある種、この圧倒的な鍛錬に対して、
敬意を払っている部分もあるのでは、と思うくらいです。

伝える・伝わる力も同じです。

さすがに2、3歳からとは言いませんが、

「毎日がプレゼンのための練習である」

と思うだけで、きっと必ず結果は変わってくると思います。

そして、想定問答も含めたイメージトレーニングも良いですね。

いずれにせよ、

「準備が9割」

であることは明々白々ですから、その意識を改めて狂言から学べると思います。


以上、簡単ではありますが、3点

「狂言から学ぶ「伝える・伝わる力」」

をまとめてみました。


ご参考になれば、幸いです。


1月13日

杉岡 秀紀

  

Posted by 杉岡 秀紀 at 23:59Comments(0)伝える・伝わる研究所

2012年11月01日

NLPがプレゼン力を上げる!

「NLP」

と聞いて、

「神経言語プログラミング」

と出てきた方は、そっちの世界(自己啓発や心理学系)の“通(つう)”な方です。

ちなみに、これは、

「コミュニケーション技法・自己啓発技法・心理療法技法を中心とした人の主観的な体験の構造を探求する学問」

と説明されたりもしますが、今回はこの話とはしません(いや、正確には、できません(笑))。

それでは、

「NLPとは一体何なのか」

それは、

・Non
・Look
・Presentation


の略です(私の造語)。


つまり、

「原稿は作っても良いけれども、本番は見ずにプレゼンしよう」

ということですね。


まずはこの問題意識を深めるために、2つ質問をしたいと思います。

①なぜイベントにおける市長の挨拶や、学校行事における校長先生の挨拶は印象に残っていないのでしょう?

②なぜ議会の質疑は幼稚園のお遊戯以下なんて揶揄されることが起きるのでしょう?


答えは簡単ですね。もちろん中には素晴らしい挨拶をする人もいますが、その多くが

「伝えてはいるが、伝わってない」

からです。


そして、その多くが、

・棒読みである
・原稿読んでいるだけになっている
・自分で原稿を作っていない


ことに原因があると私は見ています。



私ごとですが、私は昔クラシック音楽の世界(オーケストラ)にいました。

その時には、コンサートやコンクールの度に、何曲何枚にも渡る

「楽譜(譜面)集」

を作り、本番はそれをめくるのも一つの大仕事でした。

また、オーケストラの場合、視線の半分くらいは

「指揮者」

か楽譜を見ており、お客さんを見るのは曲と曲の間くらいだったもんです。

まぁ当然と言えば当然ですね。

これは決して悪いことではありません。


ところが、ジャンルをクラシックからポップス、ロックに変え、
楽器をヴァイオリン・ヴィオラからギターに変えてからは、
ライブ本番で楽譜を見たことはほとんどなくなりました。

そう、全て

「暗譜」

するのです。

それは、2時間のライブであっても、20曲であってもです。

また、視線も指揮者なんていませんから、当然終始

「お客さん」

の方を向いて演奏します。


…以上の2つの音楽経験を通じて、私はプレゼンの極意を学んだ気がします。

結論を先んじれば、ここに

「伝える」を「伝わる」に変えるヒント

があったのです。

つまり、それは、

・本番伝えなければならないことを頭に入れているからこそ、心に余裕できる。
・顔を挙げて、お客さんと目を併せて伝えるからこそ、伝わるものがある。
・全てを作りこむのではなく、余白(即興性)を残すからこそ、ライブ感がでる(トラブルなどにも対応できる)


ということ。


もちろん、これは

「準備もせずにぶっつけ本番」

とは訳が違います。


用意周到に準備をし、練習をし、その上で

「何も見ずにプレゼンをする(NLP)」

ということが大事ということですね。



蛇足ですが、このことはテレビのニュースにも当てはまりまね。

「なぜ昔のニュースステーションがふつうのニュース番組より人気があったのか」

を考えて頂ければ、一目瞭然だと思います。
(この久米さんの遺伝子は今の古館さんにも継承されていますね)



という訳で皆さん。

今日のまとめは

「プレゼン力を上げるには、本番は原稿を見ずにプレゼンしよう(NLP)」

ということでした。


Let's NLP!!


すぎおか拝




  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(2)伝える・伝わる研究所

2012年10月21日

プレゼンのビタミン


「アートは心のビタミン」


と言ったのは、假屋崎省吾さんだったでしょうか。


つまり、

「あってもなくても構わないが、あることで豊かになるもの」

これがアートであり、ビタミンである、ということですね。
(もちろん、実際には無くなったら困りますが…)


さて、それでは

「プレゼンテーションにおけるビタミン」

は何でしょうか?


私はそれは

「GTS」

であると思います。

順に解説しましょう


まず「G」。

これは

「具体的にしゃべる」「具体例を示す」


ということです。

たとえば「私は野球が好きです」ではなく、

「私は関西生まれなので、物心ついたときから、阪神、特に金本選手が好きです」

とプレゼンする。

そうすれば、相手も「なるほど、これは本当に好きなんだな」と思ってもらえる訳です。

あと、ここでは詳述しませんが、

「グラフィック(絵・写真・動画)を入れる」

というGも大事ですね。



次に「T」。

これは

「喩話を入れる」

です。

たとえば、

「私はよく歩く事務所と言われます。というのも、カバンの中にいつもホッチキスからノリまで揃っているからです」

と言った感じで、何かに喩えて表現してみる。

「人生というマラソン」
「就活は恋愛だ」
「協働とは国際結婚のようなもの」


というのもその類ですね。

ともあれ、こうすることで、

「難しいことを易しく、易しいことを楽しく」

伝えることができる訳です。

また、この喩えの表現力、想像力が豊かであればあるほど、
ユーモア力を増幅させることができます。

クスっとでも

「笑い」

が取れれば、合格ですね。


なお、「T」に関しては、

・「時間(Time)を守る」
・「立つ」
・「タイミングを考える」


というバリエーションもあります。

解説不要かと思いますが、ぜひこれも大事にしてください。



最後は「S」。これは

「数字」


です。

たとえば、

×「日本は自殺が多い国です」
〇「日本の年間の自殺者は約3万人。これは交通事故による死者の3倍に当たり、一日約100人の人が亡くなっています」


という具合。

こう伝えることで、聞く側に、多いか少ないかの相場を考える素材を提供でき、当然プレゼンは深まります。


そして、Sには

「シンプル&スマイル」

という大事な要素もあります。

この解説も不要でしょう。



いかがだったでしょうか?

以上が、私の

「伝えるを伝わるに変えるために心掛けているビタミン」

になります。



最後にこの覚え方をお伝えします。それは

「GTSは「グレート・ティーチャー・スギオカ」の3ワードで覚える」

です(笑)。

はい、もちろん、

具体的で、喩えもあり、数字も入ってますね(笑)。



すぎおか拝





  

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2012年10月14日

VWから学ぶ伝える・伝わるコツ


京都大学の

「山中 伸弥教授」

が今年ノーベル生理学・医学賞を受賞されました。

まず日本人して、そして、京都府民として、また同じ大学人として、誇りに思います。


ちなみに、この世には実はノーベル賞という賞はないのはみなさんご存じでしょうか?

そう、正式には、

「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」

と言います。

もちろん

「ノーベルさんが作った賞」

であることは間違いではないので、完全な間違いとは言えませんが、
正確ではない、といことは指摘しておかなければなりません。

「バカの壁」「ステレオ・タイプ」「先入観」

は時として、罪につながったりしますからね。。


さて、今日の本題は、ノーベル賞そのものではなく、山中さんがいつもサイン色紙等で書いておられる

「VW」

という言葉に焦点を当て、伝え方、伝わり方の観点から一緒に考えていきましょう。


まず、この場を聞いて一番に思い出すのはなんでしょうか?

「フォルックス・ワーゲン(VW)」?

正解です。

でも、当然のことながら、山中さんはフォルックス・ワーゲンが好きでこの言葉を書いているのではありません。

ここにポイントがあります。

つまり、まずは皆が知っている言葉で

「おや?」

と注意を引き出している訳ですね。


これは今日は解説しませが、いわゆる

・AIDMA理論
・AISUS理論




「A(Attention)」

と言います。

皆さんが知っている(あるいは知らない)言葉でまず興味や関心を喚起するテクニックですね。


それでは、そのような入り口を作っておき、伝えたい答え、言葉は何か。それは、

V:visoon
W:work hard


というVWです。

つまり、

「夢やビジョンを持ちながら、一生懸命努力する」

これが、山中氏がVWに込めた思い、つまりはips細胞を生んだ一つの信念なんですね。


まとめすと、このように、

「一瞬「おや?」と思わせ、その中に一番伝えたいシンプルなメッセージを込める」

ご本人が意識されているかどうかは分かりませんが、これこそが山中先生から学ぶ

「伝えるテクニック、伝わるコツ」


ということになります。


最後に後日談ですが、このVWというメッセージは、正確には山中先生の言葉ではなく、
アメリカ留学時に、先輩の先生から頂いた大切なメッセージであることが分かりました。

つまり、ウィットに富みつつ、単なる思いつきではない、そんなストーリーがあったんですね。

このような

「ストーリー性」


も伝えるから伝わるに変えるためには、必要不可欠な要素になります。


という訳で、今日はここまで。

またお会いしょう。

すぎおか拝
  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(0)伝える・伝わる研究所

2012年10月06日

言葉のメンテ

今日は言葉の変化について考えみます。


まずは以下の空欄を埋めてみてください。


・ブティック → (       )
・ジャンパー → (       )
・ズボン → (       )
・スパゲッティ → (       )
・ジーパン → (       )
・チャック → (       )
・喫茶店 → (       )
・コーヒー牛乳 → (       )
・お菓子 → (       )
・チョッキ → (       )
・えもん掛け → (       )
・ビフテキ → (       )
・アベック → (       )
・ずっく靴 → (       )
・背広 → (       )
・スパッツ → (       )


いかがだったでしょうか。

8割くらい埋められた方は、お客さんが自分より上の世代でも、下の世代でも大丈夫です。

一方、半分も埋まられなかった方は、プレゼン、いや会話するときにも注意が必要です。

というのも、どちらか一方の意味しか分からなければ、いつか書いた

「カタカナ」

と同様に、

「自分は分かっているけど、相手には伝わっていない」

という現象が起きる可能性が高いからです。


言語学者の金田一秀穂先生が指摘するように

「言語は生き物であり、時代と共に死んだり生まれたりするもの」

です。

しかもこのスパンは、長いものもあれば、本当に短くあっという間に変わるものもあります。


したがって、「伝える」を「伝わる」に変えるために大事なことは

「魚の目で言葉を観察する力」

を持つことです。

もちろん、これは新しい言葉しか知らない人にも同じことが言えます。

最近は、エコネイティブやデジタルネイティブ、という言葉がありますが、

「新しい言葉ネイティブ」

では終わらないように、現実を疑い、一度くらいは過去にさかのぼってみる努力が必要です。


そして、そのためにも、特定の人とだけいつも話すのではなく、
多世代、多業種いろいろな人と話せる環境に自分を置くこと。

この意識づけ何より重要です。


どれだけ立派な家でも服でも、衣替え、リノベーション、時に新調が必要なように、
言葉もメンテナンス意識が必要なんですよね。

すぎおか拝



※答え

・ブティック → ショップ
・ジャンパー → アウター
・ズボン → パンツ
・スパゲッティ → パスタ
・ジーパン → デニム
・チャック → ジッパー
・喫茶店 → カフェ
・コーヒー牛乳 → カフェオレ・カフェラテ
・お菓子 → スイーツ
・チョッキ → ベスト
・えもん掛け → ハンガー
・ビフテキ → ステーキ
・アベック → カップル
・ずっく靴 → スニーカー
・背広 → ジャケット
・スパッツ → レギンス





  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(0)伝える・伝わる研究所

2012年10月01日

プレゼンは誰のためにするのか?

今日は

「プレゼンは誰のためにするのか」

あるいは

「プレゼンの主役は誰か」

ということについて考えてみたいと思います。


このテーマを考える一番分かりやすいヒントは、

「顔は誰のためにあるのか」

という単純な問いかけです。


当然こう聞くくらいですから、NG回答は「自分」です。

なぜか。

確かに、毎日顔を洗うのは自分だし、歯を磨いたり、髪型を整えたりするのは自分です。

女性であれば、ここにお化粧という、ワンポイントが足されますよね。

しかし、よく考えてほしいのです。

「なぜ、あるいは誰のために、人は鏡を見て、身だしなみを整えるのか」

という根源的な問いを。


答えは簡単ですね。

それは

「見てくれる人、見られる人がいるから」

のはずです。


つまり、顔もプレゼンも、

「所有権は「自分」ですが、使用権は「自分」だけでは完結しない」

のです。

ここにプレゼン力、伝える力、伝わる力の最大の気づきがあります。


もうお分かりでしょう。

顔が他人のためにある(自分のためはもちろん)のと同様に、

プレゼンは、

「聞いてくれる人が主役」

なのです。

プレゼンは、

「聞いてくれる人のためにある」

のです。


この気づきさえあれば、プレゼン内容はもとより、プレゼンに係る姿勢やまなざし、
準備の在り方などは、きっとすべて変わってくるはずです。

「何か最近伝わってない気がするな」

と思われる方は、この原点回帰をしてみてください。

意外と意識一つでプレゼンは変わるもんですよ。


すぎおか拝




  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(0)伝える・伝わる研究所

2012年09月29日

「む」の力


今日は「つ」の力の逆にある

「む」の力

を紹介します。



この「む」という響きを聞いて、まず思い浮かべるのは、

「無」

ではないでしょうか。


・無理
・ムダ
・むら


の頭文字を取って、

「3M」

と私は読んでいますが(文房具の3Mとは関係ありません)、どちらかと言えば
ネガティブな印象として語られることが多いものです。

また、むかし大学生に対して

・無気力
・無感動
・無関心


のいわゆる

「三無主義」

が語られた時代もありました。


最近では、政治の世界で、

「無党派」


が主流になって来ていることも何かのメッセージでかもしれません。


いずれにしても、この「む」から始まる言葉には、どちらかと言えば明るいイメージがありません。


また、感情的な言葉として

・むかつく
・ムカムカする
・無視する


という言葉もありますね。


そして、頭文字以外にも、接尾語シリーズとして

・そね「む」
・ねた「む」
・うら「む」


という言葉もあります。


いずれにせよ、この「む」の力は、「つ」の力と違って、

「相手と距離をつくる言葉」


になりがちで、気を付けたい言葉です。


とはいえ、1点だけ「む」にも良いところもあります。

「無限大」

という言葉があるように、この「む」の気づきから立ち直ると、
ある種「つ」の領域に達することがあるのも事実です。


いずれにせよ、その場合でもキーワードは「つ」の力です。

これが言うは易く、行うは難し、つまり、

「むつかしい」

のですが、明るい社会のためには、目指したい一つの方向性ですね。



すぎおか拝  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(0)伝える・伝わる研究所

2012年09月22日

「つの力」

伝える・伝わる研究所のキーワードは

「つの力」

である。

最近はラジオや委員会など、機会がある度にこの力について発言しているが、
完全に私の造語であるので、以下で少し解説しておきたい。


「つの力」

とは読んでのごとく、

「「つ」から始まる言葉の持つ力」

のことである。

決して、「角力」ではない(笑)。


たとえば、当研究所の名前として用いた

・伝える(つたえる)
・伝わる(つたわる)


がその好例だが、他にも、

・つなぐ(つなげる・つながる)
・つっつく
・つくる
・つづく(つづける)
・つちかう
・つむぐ
・つとめる
・ついてる


など、世の中を切り拓いたり、明るくする言葉には、実に

「「つ」から始まるポジティブ、アクティブな言葉」

が多いことが分かる。

つまり、

「つの力=個人はもとより、組織や社会を明るく元気にする力」

という私なりの仮説に行きついたのである。


もちろん、中には、

・つまづく
・つかれる
・つつしむ


などネガティブ、パッシブな言葉もある。

しかし、これは正の力のために必ず付随する、若干の負の力であり、
私から言わせれば、愛嬌の領域である。
(喩えて言えば、おいしいハンバーガーを食べたときに残る、包み紙のようなもの)


という訳で、当研究所では、この

「つの力をいかに向上させるか、あるいは普及させるか」

をミッションとしたい。

いわば、このことがいかに「つ」たえ、「つ」たわるか、をその試金石とする訳である(笑)。


ところで、この力を定量的に、あるいは正確に測ることは難しい。

しかし、簡単(シンプル)に考えてみれば、意外とに測ることができる方法がある。

やや強引ではあるが、

「つの力という言葉をつかう人の数」

でその力を測ればよいのである(笑)。


こういう時にSNSが便利である。

ツイッターにせよ、フェイスブックにせよ、現在私のフォロワーは1100人くらいなので、
勝手に指標化すれば、

「1,100つの力」

と言えよう。


つまり、これが、2,000となり、5,000となり、10,000となってくれば、必然と

「つの力が広がっている」

と解釈ができるのではないだろうか(いや、勝手にそうする(笑))。



という訳で、これをお読みの皆さん。


もしかの「つの力仮説」を証明するためにも、ぜひ

「つ」かって(使って/漬かって)

みてください(笑)!


あ、「つ」っこみはなしで(笑)。


すぎおか拝
  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(2)伝える・伝わる研究所

2012年09月01日

「伝える・伝わる」研究所 設立趣意


「男もすなる、日記といふものを、女もしてみむとて、するなり」


これは紀貫之が書いた

「土佐日記」

の冒頭の書き出しである。

これをモジれば、

「塩見直紀氏もすなる、一人一研究所といふものを、私もしてみむとて、するなり」

となるだろうか。

塩見氏、また彼が提唱する

「半農半X」

については大変共感するところがあるのだが、ここでは敢えて省略させてもらう。

下記のサイトあるいは、氏の本を参考にされたい。

http://www.towanoe.jp/xseed/


ところで、この研究所を作った動機は上記で触れた

「一人一研究所構想」

を自分なりに

・すべきか
・できるか
・したいか


という3つの観点から考えたときに、直観でこの言葉が出てきたからである。


つまり、名は体を表す、ということも鑑みれば、

「伝える」



「伝わる」


この2つの似て非なる言葉の距離、すなわち、この二者間にはあまり距離がないことが望ましいが、
実際は距離が生じることが多い、この

「ギャップ」


というものに私の果たせる役割を感じたのである。


このギャップは、グローバル化や国際化時代に求められることは当然のことながら、
何より、ネット社会、とりわけtwitterやfacebook時代の到来による

「国民総発信時代」

において、特にその実態が複雑化・高度化、多様化し、それゆえニーズも顕著化したと私は考えている。


そこで、今日のところはその中で、日本人がなぜこのギャップを埋めにくいか、
ということについて、1点だけ私見(仮説)を述べておきたい。

結論を先取れば、それは

「喋らないコミュニケーションが美徳とされた文化がもたらした功罪」

ということである。


たとえば、このような言葉を耳にしたことはないだろうか。

・以心伝心 
・阿吽の呼吸(ツーカー)
・察しの文化 
・沈黙は金
・男は黙ってサッポロビール
・一を聞いて十を知る
・行間を読む
・空気を読む・読まない(KY)


これら全てが日本人独特のコミュニケーションで、
これこそが美徳とされてきたことから生まれた言葉であろう。

誤解しないで頂きたいが、私はこれ自体を否定するつもりはない。

むしろこうした中でうまれたものが、耽美であり、わびさびかもしれないと思うと、
これは日本が世界に誇るべき文化の領域まで達するルーツであると理解している。


しかし、経済もグローバル化し、インターネットで国際社会へも簡単にアクセスできるようになった今、
日本人が日本人だけとコミュニケーションする時代ではない。

また、そのIT時代においては、今までの情報の受信者という顔だけでなく、

「情報の発信者としての顔」

も持つようになった。

しかも、最近では、

「産官学連携やマルチセクター」

という言葉も生まれ、業界や産業も越えた、仕事の在り方がスタンダードになりつつある。

したがって、

「伝えるだけでは、伝わらない瞬間が絶対量としても、また相対的にも増え」


その結果として、好むと好まざるに関わらず、どうしても対応しなければならない時代に突入した、
と言える。


ところが、他方で、こうした時代の変化の中で、ふと

「他者に伝わるような伝える技術を学ぶ機会(プレゼン学習)」

を振り返ると、学校教育の中では、ほとんど機会提供されていない現実に気が付く。


これこそが一番の問題意識であり、これすなわち本研究所構想の設立背景であり、趣意である。

もちろん大学教育の中でもそれを教える機会はないことはないが、
それだけでは到底足りない、済まない。


そこで、本研究所では、

「伝える<伝わる」

をミッションに、調査・研究、教育・研修、コンサル、出版などの事業を随時展開して参りたいと思う。


すぎおか拝


  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(0)伝える・伝わる研究所