プロフィール
杉岡 秀紀
杉岡 秀紀
1980年、奈良県生まれ。2003年同志社大学経済学部卒業、2007年同大学大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了。2009年同博士後期課程退学。臨床政策学者。周旋家。2016年から福知山に移住。

専門は、公共政策、地域政策、地域公共人材論、大学まちづり論、NPO論、大学評価論。

大学時代から環境問題、まちづくりに関心を持ち、2003年にまちづくりNPO「きゅうたなべ倶楽部」を主宰(発起人)。地域に開かれた大学祭の創造や商店街活性化、フリーペーパーの発行・産学連携ITプロジェクト・商品開発・リユースフェアなどのコミュニティビジネスを武器に京都府南部地域におけるまちづくりに取り組む。

2007年からは、いったん地域から離れ、霞ヶ関(内閣官房)へ。行政改革推進本務事務局にて、社会保険庁改革に従事する。

同志社大学政策学部嘱託講師(2009〜2014)、一般財団法人「地域公共人材開発機構」事務局総括(2009〜2012)、京都府立大学公共政策学部講師・地域連携センター副センター長(2012〜2016)を経て、2016年秋より福知山公立大学地域経営学部准教授。京都府立大学京都政策研究センター特任准教授。

社会貢献活動として、龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター 客員研究員、一般財団法人地域公共人材開発機構常任理事、一般社団法人社会的認証開発推進機構評議員、NPO法人グローカル人材開発センター理事、NPO法人京都子どもセンター監事、きゅうたなべ倶楽部アドバイザー、真庭市政策アドバイザーなどを務める。

主な著書は、『地域力再生の政策学』(ミネルヴァ書房、2010年、共著)、『地域貢献としての大学シンクタンク』(公人の友社、2013年、編著)、『地域公共人材をつくる』(法律文化社、2014年、共著)、『住民自治を問いなおす』(法律文化社、2014年、共著)、『もう一つの自治体行革』(公人の友社、2014年、編著)、『持続可能な地域実現と大学の役割』(日本評論社、2014年、共著)、『地域力再生とプロボノ』(公人の友社、2015年、編著)『地域創生の最前線』(公人の友社、2016年、編著)、『自治体政策への提言』(北樹出版、2016年、共著)など。

大学時代(2000年)に結成したバンド「シカゴプードル」では、2003年に京都学生祭典(KYOTO STUDENT MUSIC AWARD)でグランプリを受賞。2004年にCDデビューも果たした(2006年に卒業)。

【HP】 http://sugiokahidenori.jimdo.com
【ブログ】http://e013.dgblog.dreamgate.gr.jp/
【facebook】http://www.facebook.com/hidenori.sugioka/

【主な受賞歴】
2002年 「REALIZE In Kyoto(京都府南部地域における学生による地域政策・ビジネスコンテスト)」グランプリ受賞
2003年 「京都学生祭典 全国学生音楽コンテスト(kyoto student music award)」グランプリ受賞(Chicago Poodle)
2003年 「同志社大学育英賞」受賞
2004年 「エコ京都21」認定(きゅうたなべ倶楽部)
2004年  関西文化学術研究都市「都市びらき10周年」感謝状授与(きゅうたなべ 倶楽部)
2005年  内閣府「生活達人」認定
2005年  京都人間力大賞ファイナリスト
2007年  日本都市計画家協会「全国都市再生まちづくり会議」奨励賞受賞(きゅうたなべ倶楽部)
2012年  京都府「明日の京都」推進特別賞(地域公共人材開発機構)
2013年 「第7回全国大学まちづくり政策フォーラム」優秀賞受賞(杉岡ゼミ)
2013年 「第9回京都から発信する政策研究交流大会」優秀賞(杉岡ゼミ)
2014年 「京都府立大学学長賞」受賞(杉岡ゼミ)
2014年 「第10回京都から発信する政策研究交流大会」京都市長賞、優秀賞受賞(杉岡ゼミ)
2014年  2013年度京都府創発事業認定(京都丹波・写ガール隊)
2015年 「第9回全国大学まちづくり政策フォーラム」優秀賞、政策マネジメント研究所賞受賞(杉岡ゼミ)
2015年 「2015年京都丹波観光プランコンテスト」優秀賞受賞(杉岡ゼミ・京都丹波・写ガール隊)
2016年 「第4回 京の公共人材大賞」奨励賞受賞(京都丹波・写ガール隊)
2016年 「第10回全国大学まちづくり政策フォーラム」優秀賞、政策マネジメント研究所奨励賞受賞(杉岡ゼミ)
2016年 「京都府公立大学法人 理事長表彰」(京都丹波・写ガール隊、地域連携センター学生部会かごら)
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2013年02月22日

里山交流会&公共政策実習Ⅰ成果発表会レポート

先週15日の

「里山交流会(学外発表)」

今週22日の

「公共政策実習Ⅰ 成果報告会(学内発表)」

無事終了しました。


この2回は、本学の2回生ゼミ(公共政策実習Ⅰ)で半年間入らせてもらった

「福知山市佐賀地区フィールドワークの成果報告」

の場だったのですが、杉岡ゼミとして参加させてもらいました。


まず15日の方は京都府北部の中間支援NPOである

「京都丹波・丹後ネットワーク」

の主催で、福知山は三和にある「三和荘」で開催されました。

内容は、

①つねよし百貨店 東田一馬氏 講演  「つねよし百貨店から見えてきた地域~地域のコンテンツをかたちに~」
②里山に入っている大学生からの発表(京都産業大学・京都府立大学・成美大学)
③グループワーク 「地域からお金のたまごを生み出そう!」


という3コンテンツだったのですが、

①では、実践家ならではのエッセンスを学ばせて頂き、
②では、この半年間の成果を福知山の皆さんに聞いて頂くとともに、他大学の動きも知れ、
③では、地元の皆さんと他大学生とも議論・交流ができました。

ちなみに②については、学生に与えられた時間は

「10分」

だけだったのですが、準備や練習を頑張ってくれた甲斐あり、良い評価を頂くことができました。

今回のテーマ、また発表の場を与えて頂いた「京都丹波・丹後ネットワーク」の皆さんに、
この場を借りて改めて感謝申し上げます。








続いて、22日は学内向けの発表でした。

発表を行ったのは、


①中島ゼミ:「Uターン、Iターン就職を促進するための提言」
②杉岡ゼミ:福知山市佐賀地区「古民家活用プロジェクト」「報恩寺郷育プロジェクト」提案
③窪田ゼミ:「響・丹後プロジェクト:京丹後の観光とKTRを動画でプッシュ」
       「市民の事業仕分け・市政まるごとしわけ隊!のリニューアル」
④竹部ゼミ:市民にひらかれた京都地裁を目指して~「コートモニター制度」の実現に向けた試み
⑤小沢ゼミ:「生活困難者の生活・就労一体型支援について」


の5ゼミ。

この日は1グループにつき30分時間を頂けるので、丁寧にプレゼンすることができました。

プレゼンの表現方法は各ゼミ多用ですので、

・パワポあり
・紙芝居あり
・動画あり


と各ゼミの特徴や特色が出た多彩な表現を垣間見ることができましたね。

また、特に順位や序列をつけることはしないのですが、質問や感想を交換する中で、様々な

「創発や気づき」

が生まれるのも特徴だと思った次第です。

何より成果発表会は半年間のゼミ活動成果をまとめ、外部に発信する機会になるだけでなく、
他のゼミがどのような活動をしているのかを知れ、学生だけでなく教員も大変良い刺激をもらえました。

うちのゼミも皆さんから良い評価を頂けましたし、大変意義深い場でありました。

参加された学生の皆さん、発表お疲れ様でした!

教員の皆さん、お疲れ様でした!

見学に来て頂いた皆さん、来学どうもありがとうございました!


というわけで夜はゼミ生と軽く食事会を兼ねた打ち上げ。

頑張った学生をねぎらうのも教員の務めです。


ともあれ、2回生ゼミの皆さん、細かい反省はありますが、
よく頑張ってくれましたね。

半年間どうもおつかれさま!









平成25年2月22日

杉岡 秀紀




  

Posted by 杉岡 秀紀 at 23:28Comments(0)杉岡日記より

2013年02月20日

第2回スマートライフシンポジウム

第2回スマートライフシンポジウム 「スマートライフとデザイン~先端と伝統が融合する生活デザイン~」

家やインテリアのデザインだけでなく、生活環境や地域、ライフスタイルまで含めた「デザイン」について「スマートライフ」を切り口に皆さんと考えてみたいと思います。

○日時:2月20日(水)15:00~18:30

○場所:同志社大学 多々羅キャンパス 大会議室
(京田辺市多々羅西平川原39-16)

○内容:以下のとおり
■プレゼンテーション1「先端企業が考える生活提案」
 河南順一氏(元・Apple日本法人 マーケティングコミュニケーション部長)
■プレゼンテーション2「地域づくりとライフスタイル」
 三橋俊雄氏(京都府立大学環境デザイン学科教授)
■事例発表「京田辺発 竹・みつまたプロジェクト~エジソンの光は今~」
 岩田吉弘氏(伝統工芸士、かね井染織㈱代表取締役社長、京都力結集エコ住宅実証・普及プロジェクトメンバー)
■鼎談
  パネリスト:河南順一氏、三橋俊雄氏
  コーディネーター:杉岡秀紀氏(京都府立大学公共政策学部講師、同志社大学政策学部嘱託講師)

○詳細→URL(http://www.kyoto-eco.jp/pdf/smartlife_sympo_leaflet.pdf

○開催報告:http://www.kyo-ecohouse.jp/blog/  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(0)講演・講座など

2013年02月19日

中嶋学長のご冥福をお祈りします。

昨日、国際教養大学(AIU)の

「中嶋嶺雄理事長・学長」

がお亡くなりになりました。

享年76歳、肺炎だったようです。


中嶋先生のお話をお聞きしたのは、昨年の

「高等教育質保証学会」

の基調講演でした。


噂レベルでは、AIUのすごさは従前より聞いておりましたが、
直接中嶋先生のお話を聞き、度肝を抜かれたといいますか、
とにかく驚いたことを昨日のことのように思い出します。

その後3~4冊、著書を読ませていただきましたが、
いずも共感するばかりで、とくにその

「構想力と行動力」

については、公立大学、いや、大学業界全体でも、
まさに余人に代えられないトップランナー的存在であり、
AIUはもとより、日本の高等教育界全体にとって、大きな損失となりそうです。

・全ての講義を英語化
・全寮制(1年生時)
・留学義務付け
・24時間365日の図書館
・ギャップイヤー制度
・学長リーダーシップの重視(教授会権限の縮小)
・入試専門部局の立ち上げ
・仮入学制度
・退学率0%
・就職率100%
・企業が注目するランキング1位


などなど、中嶋先生がAIUの学長して作られた実績はどれもが

「言うは易く、行うは難し」

ことばかりです。

しかし、実は一番私が共感し、感銘を受けていたのは、
そのいずれでもなく、

「教養(教育)が大事」
「AIUは人間力を磨くところ」


という理念、そして実践でした。


というのも、1991年の文科省の大綱化以降、日本の大学の多くはこの逆の選択をし、
つまり、教養教育を廃止あるいは軽視した結果、今のような

「レジャーランド化」


教育学者のマーチン・トロウが言う

「ユニバーサル化」

を招いた訳ですから、この原点回帰はまさに

「大学維新」

とも言える改革(運動)であると思うのです。

その意味からも今回の訃報は、ご本人も

「志半ば」


と思われたことと推察いたします。


いずれにせよ、事実は事実です。

残されたAIUはもちろんのこと、まさに曲がり角に来ている日本の高等教育界は
今後どのようにこの中嶋先生の思いを引き継げるのかが、試されます。

言い換えれば、中嶋先生が咲かせた花を今後も咲かせ続けることができるか、
あるいは、今までに蒔いた種に、光や水を注ぎ続けることができるかどうか、
はまさにこれからが本番であり、正念場でもある、ということだと思います。


当然のことですが

「組織は人」

です。

・仕組み
・仕掛け
・仕込み


も大事ですが、良くも悪くも、

「最後は人、とりわけトップで決まる」


のが組織です。

その意味では、次にバトンを受け取る方の人選は
まさに日銀の総裁人事と同じくらい重要になってきますね。


最後になりましたが、中嶋先生のご冥福を心からお祈りいたします。


私も微力ながら中嶋先生と同じ空気を吸った大学人として、
自らのポジション、立ち位置で顔晴り続けたいと思います。


平成25年2月19日

杉岡 秀紀





  

Posted by 杉岡 秀紀 at 23:29Comments(0)杉岡日記より

2013年02月18日

地域ワークライフバランス勉強会(2月度)

地域ワークライフバランス勉強会(2月度)

日 時:2013年2月19日(金)18:00~21:00

場 所:京田辺商工会館

講 師:杉岡 秀紀(京都府立大学公共政策学部講師)

テーマ:「WLBの指標を考える」

その他:本勉強会は「地域ワークライフバランス推進会議」主催のクローズドな勉強会です。

問い合わせ:京都文教大学フィールド・リサーチ・オフィス(担当:上野)  

Posted by 杉岡 秀紀 at 00:00Comments(0)講演・講座など

2013年02月14日

舞鶴市政策づくり塾を終えて

舞鶴市で半年間副塾長としてお世話になった

「政策づくり塾(塾長:窪田好男・京都府立大学公共政策学部准教授)」

の第1期が無事終了しました。

http://www.city.maizuru.kyoto.jp/modules/kikakup/index.php?content_id=807

この塾のミッションは

「次代を担う人材を育成するとともに、市民の思いや問題意識を市政に反映させるため、
身近な課題をテーマに、市民と市職員が一緒になって政策形成を学ぶ」


となっている訳ですが、まさに

「行政職員だけでなく、市民自らが政策をつくる」

という、まさに

「新しい公共塾」


でありました。


当然のことながら、政治家養成ではありませんので(結果的政治家になるのは排除しません)、
いわゆる

「政治塾」

とも一線を画しています。


それでは、第1期(7月6日~2月13日)を終えるにあたって、
この塾の価値というものを、一応自分なりに総括しておきたいと思います。

とりわけ、私としては、以下3点にまとめました。


【1】アンバランスな入塾条件

今回の塾生の条件はこのようになっていました。

①舞鶴市に在住か在勤の方
②30歳以上50歳未満の方(平成24年6月1日現在)
③まちづくりに関心があり、塾活動に参加できる方


つまり、よく声が大きいと言われる、長老や団体の長などではなく、
一定の舞鶴での社会(地域)経験を持ちつつも、次代を担う層に集まってもらったのです。

この

「未来志向の年齢制限」

が結果としては、

「当事者性を持った同胞意識」

につながり、非常にチームワークづくりに貢献しました。

当然社会は

「老荘青や老若男女」


で構成されているので、ただちにこのメンバー構成が

「社会の縮図」

にはなりません。

しかし、経験則も踏まえて言えば、

「バランスをとりすぎた組織から新しいものは生まれない」

というのもまた真なりです。

このことも踏まえれば、今回の人選はまさに

「次代を担う層による未来志向のリーダー養成」

の要素が入っていたと思います。怪我の巧妙ならぬ

「アンバランスの巧妙」

と言えるかもですね(笑)。



【2】オルタナティブな分権型(主権型)政策提言

この塾は市長の強い思いから発足しました。

よって、第1目の塾では市長が思いを伝えられましたし、
また塾での8回に渡る議論の成果は、

「トップ(市長)に直接提言」

という形で、実を結びました。

上記で書き漏れましたが、今回の塾生は

「15名」

であり、そのうちの

「半分が民間、半分が市職員」


という構成でした。

民間の方も自営業の方、建築士の方、NPOの方、博士号を持っている方、元演劇をされていた方、
元国の機関で働いていた方、民間から行政職になられた方などとにかく幅広いのですが、
市の職員さんも自身の所属を超えて、参加いただけた点が、とかくミソでした。

とりわけ市職員さんに限っては、実は内部にいながらも

「直接トップに言えないような思いや政策アイディア」


も、この塾を通せば、直接トップに伝えることができるのです。

当然のことながら、提言すればすなわち実現、という単純な話ではありません。

しかし、やはり

「組織はトップで決まる」


のは間違いのない事実です。

市長は市民のトップであり、市役所のトップでもありますから。

その意味からも、市民の立場からも、行政職員の立場からも、
やはり直接訴えることができるというのは相当インパクトがありました。

ちなみに、これを同じようなスキームとして、京都府には

「庁内ベンチャー」

という制度があります。

この塾はある種、この舞鶴版と言えなくもないのですが、やはり、

「地方自治の近接性」

という観点から見れば、こちらの塾の方が、

「より分権型(主権型)の政策提言の場と機会」

となっていることは明々白々です。

いずれにせよ、最近は自治体シンクタンクなどの動きもたくさんあるように、
既存の政策形成のスキームだけでなく、

「オルタナティブな政策提言の引き出し」

が複数あることは、地方自治体にとっても強みと言えるでしょう。



【3】オン&オフラインのコミュニケーション

本塾の頻度は月1回でした。

なので、7~2月間の総回数は9回となります。

しかし、実際にグループワークでチームが集まられた回数は、
その倍、いや3倍くらい集まられたことと思います。

まずこの自主性、主体性が本当に素晴しく、頭が下がります。

それでは、この自主性や主体性を生んだものは一体なんでしょうか。

私も色々な自治体で審議会や委員会に関わっていますが、
普通は、ここまでの熱意は生まれませんし、あっても続かないものです。

それを紐解くヒントは、実は

「SNS(とりわけfacebook。以下fb)」

にあると私は見ています。

fbの紹介は割愛しますが、まず重要なのは、この

「オンラインのコミュニティづくり」

を仕掛けられたのは、事務局ではなく、塾生の皆さんであったということです。

そして、fbのタイムラインでは、グループの提言に関することはもちろん、
プライベートなつぶやきも、そして、イベント告知などもどんどんと飛び交います。

結論を急げば、

「9回ではなく、ほぼ8ヶ月ずっと」

コミュニケーションをしていた感覚です。

これを可能にしたのも、【1】で述べた、少しアンバランス、しかし、
このようなSNSに理解がある層ということだったのかもしれません。

当然、議論に火がついたり、意見が合わない時は論戦になるようなことも一部ありました。

しかし、

「オンラインだけでなく、オフラインですでに顔の見える関係ができているので、
言葉尻を捉えたような、あるいは感情むきだしでの喧嘩にはならない」


のです。

このあたりがe-learningや通信の塾とは全く違います。

つまり、今回の塾で初めて出会ったメンバーばかりであったにも関わらず、知らない間に

「コミュニケーションの量質転化(量が質を転化する)」

という現象が起きた訳です。

そして、ここでできた塾生の皆さんも事務局も、大学教員をつなぐ不思議なご縁は、
この塾限りで終わるとは到底思えない、終わってみれば、そんな強くて太い絆になった気がします。


以上が私なりの塾の総括です。


当然のことながら、課題もたくさんあります。

たとえば、

・ややチームごとに人数の偏りがあった。
・インプットがやや少なかった。
・政策の実現までのプロセスが明らかではない。


などなど。。

しかし、いずれも瑣末なことばかりです。


むしろ唯一の課題であり、目下挑まなければならない次の挑戦は

「第1期の皆さんのこの提言を今後どうするのか」

そして、

「第1期の皆さんはこの提言を今後どうするのか」

というワンイシューに尽きます。


「終わりは、次の始まり」

という言葉がありますが、まさにこの言葉が一番似合う塾だと私は自負しています。

微力ながら、半年間関われたことに誇りと感謝を思うとともに、
今後ますますの展開を期待して、結びの言葉に代えたいと思います。








平成25年2月10日

杉岡 秀紀



  

Posted by 杉岡 秀紀 at 23:29Comments(0)杉岡日記より

2013年02月11日

エンターテイメント・イノベーション

NHKの特番で

「秋元康」

氏の

「密着!秋元康2160時間 ~エンターテインメントは眠らない~」

を見ました。

この秋元氏のドキュメンタリーから、
私が感銘を受けたのは以下の3点です。


①肩書きへのこだわり

②作品へのこだわり

③新しいへのこだわり



まず①ですが、秋元氏は、放送作家、作詞家、脚本家、小説家、プロデューサーetc…
と沢山の肩書きがあるにも関わらず、とかく、

「作詞家」

の肩書きにこだわっていらっしゃいます。

それはなぜか。その理由は

「自分が書いた詞が良いか悪いか分からないけれども、川の流れのようにで、
美空ひばりが歌ってくれた時にプロとしての自覚をしたから」


とのこと。

これを私なりに解釈すれば、


・誰とするかで自分の仕事は決まる
・どのレベルの方と一緒に仕事をするかで自分のレベルが決まる
・自分の仕事の評価は自分ではなく、相手が決める


ということを意味しているのだと思います。

そして、この作詞という武器をハブ(軸)に、様々なお仕事に拡大(スポーク)されている、
この軸を創るのが、まさにクランボルツが言う

「プランド・ハップンタンス(Planned Happentance)」

であるということも、改めて気づかされた次第です。


次に②ですが、秋元氏はとにかく詞をギリギリまで修正されます。

いや、一回完成した作品でも違和感があれば、納得いくまで

「ちゃぶ台返し」

をし、やり直しをされる。

私も作詞家だったので、気持ちが少し分かります。

しかし、これは音楽だけでなく、仕事でも同じであり、それを秋元氏は作品を通じその背中を見せ、
周りのスタッフにメッセージととして送っているところが、何ともにくい。つまり、

・修正主義こそが良い作品(仕事)を生む
・こだわり、考え続けることで良いもの(仕事)が生まれる
・作品(仕事)にはゴールがない


という当たり前と言えば、当たり前、しかし、多くの場合、また、多くの人は、
何かしらの理由をつけて諦める、妥協する所を最後の最後まで、まず自分が貫く。

これが秋元流ということだと思います。

とはいえ、こういうスタイルを貫くと自然に、あるいは結果として、
秋元氏を取り巻く作曲家、アレンジャー、エンジニア、広報担当者、衣装担当者、ダンサー、PV監督などに
伝染するんですよね。

そして、この思い、といいますが、

「仕事の型は伝染する」


という結果がまた

「チーム秋元の連帯や絆を強くしている」

事実も発見しました。

きっと体は辛いのでしょうが、精神的にはギャンブルのような刺激があるのでしょうね。



最後に③についてですが、秋元氏は、とにかく常に新しいものへ挑戦されます。

これは作詞だけでなく、演出やPVなど作品全体に関してもそうですし、
AKBだけで終わらず、SNHなどの海外進出による面としての広がりもそうです。

しかし、これこそが

「イノベーション」

の原点なんですよね。つまり、

「1から100より0から1」


ここにとにかくこだわる。

逆に言うと、

「成功は失敗の始まり」

であり、

「攻めこそが唯一最大の防御」

であることを知っておられる。

さらに言えば、成功するたびに、次に飛ばなくてはいかないハードルを自ら高くして行っている訳です。

これを短期間ではく、とにかく続けるのですから、本当に頭が下がります。


以上をまとめれば、秋元氏が今世に提起しているのは、単なる作品のプロデュースではなく、

「エンターテイメント・イノベーション(EI)」


この言葉に集約されると思います。


もちろん、ポスト秋元問題やワンマンという批判もあるでしょう。

とはいえ、私が感じたのは、まさに

「秋元康こそが仕事であり、仕事は秋元康である」

という何とも言い難い事実でした。


デフレ、失われた20年のせいにして、すっかり

「マイナス思考、縮こまり思考、内向き思考」

になってしまった日本(人)。


もしかしたら、今日本に一番必要なのは、3本の矢だけでなく、このような

「EIの3本の矢」

なのかもしれません。


よし、わたくもこの刺激を大事にし、自分のフィールドで、

「EIイノベーター」


になるぞ!!



平成25年2月11日

杉岡 秀紀  

Posted by 杉岡 秀紀 at 23:59Comments(0)杉岡日記より

2013年02月09日

関西財界セミナー参加学生の声

関西財界セミナーに参加した学生からの声を一部紹介します。
(名前は非公表)

(京都府立大学3回生)

通常の講演会と違って学生が参加する形だったので、とても楽しかったです!

あっという間に時間が過ぎてしまいました。

たくさんの経営者の方、たくさんの学生と日頃にはない交流を持って、何て小さな世界で生きていたんだと痛感しました。

これからはもっともっともっとがんばって行きます!!!

本当にありがとうございました!!


(京都府立大学3回生)

お疲れ様でした。2日間、たくさん刺激をもらい、もっと自分も頑張ろうと思いました。ありがとうございました!

自分は狭い世界で生きている、もっと外を知らないと、

日本のこと世界のこともっともっと知らないとと痛感しました。

ここで得られたこと、無駄にせず自分のものにして前に進んでいきたいと思います!

本当にありがとうございました!



(京都府立大学2回生)

おもしろくて、すごいものが生み出される予感がしました。

サントリーの社長さんとかとブレイクのときにお話していて、

ビジョンとか論を述べる人はたくさんいる、だから創造をしてよ、と言われました…

このことから思うのは、アイディアで終わらせずその先につくることが求められてる、ということです!!

考えと行動のバランスはやっぱりどこでもそうなんや!と実感出来たすごくいいお話でした◎


(佛教大学1回生)

昨日、今日と財界セミナーにお誘い下さり、ありがとうございました。

他大学の学生さんの意見や経営者の皆様のお話を聞いていると、とても刺激を受け、もっと行動を起こしていきたいと強く感じました。

私がセクションの中で特に面白いと思ったのは、昨日の新卒一括採用の、学生の意見の別れ方でした。卒業後3年以内の者は新卒扱いというパソナの方の御提言に学生は多くの賛成意見が出ていましたが、ある経営者の方の「パイは限られている」という御発言以降、意見が別れ、かなりの数の投稿がありました。

経営者の皆様がスクリーンを見上げながら議論されている姿を拝見し、私たち若者と真摯に向き合って下さるのだと思い嬉しかったです。

我々若者が、日本をより良い方向に導き、私たちの次の世代の負担を軽減させられるようなバトンタッチの仕方をしたいと思いました。



(同志社大学4回生)

本当にこの関西財界セミナーに誘って頂いてありがとうございました。

こんなに貴重な経験をさせて頂き感謝します。

共感したこと、あまり共感できなかったこと、いろいろありますが、自分が思っていたより若者は挑戦できる環境にあるのかもしれません。

親友会の会長さんのお話とアートコーポレーションの社長さんのお話が個人的には最も興味深かったです。

あと起業などに対するリスクを保険として扱うという意見は本当に賛成しました。

とりあえず社会人3年頑張って、いろいろ考えていきたいと思います。

本当にありがとうございました!



(同志社大学4回生)

財界セミナーに参加させて頂きありがとうございました。

就活を終え社会に出る準備中の私にとって、経営者の考えや同じ学生がどう考えているのかを知ることができ、また、自分の未熟さを痛感できて非常に有意義な時間でした。

すぐに変われるかはわかりませんが、ここで感じ、考えたことを大事にして社会に挑戦していきます。

ありがとうございました。



(同志社大学2回生)

今回財界セミナーにご招待いただきありがとうございます。

個人的には東京の人とも仲良くなり今度個人的にお話する機会もあるので友達の幅が広がりました!

このような会を自分で開けれるように頑張ります!



(同志社大学1回生)

ありがとうございました!!

ますます留学の意欲が高まりました!!家帰って、また勉強始めます!!!



(立命館大学大学院修士2回生)

元気な学生から力もらえました!

また彼らとFacebook上で情報交換して何か出来たらいいなと思います

本当に貴重な機会をありがとうございました!

私の興味のあるテーマだったので面白かったです。



様々な気づきがあったようで、本当に何よりです。


平成25年2月9日

杉岡 秀紀  

Posted by 杉岡 秀紀 at 17:59Comments(0)杉岡日記より

2013年02月08日

もうひとつの教育機会としての関西財界セミナー

2月8、9日に京都国際会館で開かれた、

「第51回 関西財界セミナー」(関西経済連合会、関西経済同友会主催)

が閉幕しました。


今回は2日間で、経営者を中心に総勢582人が参加し、

①新し資本主義における日本企業のあり方
②アジアで勝つ、新・経営力
③国益を守る外交・安全保障と責任ある政治の再生
④持続可能な経済成長への道筋
⑤次世代のための日本~若者が自立し躍動する社会に向けて~
⑥innovate関西


の6つの分科会それぞれで議論、提言がなされ、最後は

「関西から日本の新たな成長を先導する」

という力強い宣言がなされました。



私は今回、⑤の分科会に参加させてもらうとともに、京都経済同友会、
大手広告代理店と一緒に、ひとつ新しい仕掛けづくりに協力させてもらいました。

それは、

「経営者だけで議論するのではなく、若者と実際に対話しながら議論する」

というものです。

具体的には、

・京都の大学生約12名と関東・大阪の大学生10名の計20名を招待
・facebookでグループを作り、当日の議論の感想をリアルタイムでつぶやく
・その大学生のつぶやきを大スクリーンに映し出し、経営者はそれを見ながら議論を進める
・大学生は電子上での発言だけでなく、求められれば実際に発言も行う


という

「対話空間のプロデュース」

のお手伝いをさせて頂きました(私の担当は京都の学生を集めること)。


結論から言えば、大成功でした。

その理由は、

「テーマが若者の雇用問題であり、若者の声を直接聞くことで、議論がかなりリアルなものとなった」

という結果(多数の報道)が全てを現しています。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130207-00000029-kyt-l26

http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE130207164900655188.shtml

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130207/wec13020720110008-n1.htm

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201302/0005723475.shtml



ただ、私としては、別の角度で成功を実感しています。

それは、

「学生の気づき」

から伺えます。

具体的には、セミナー後に参加した学生から

・自分の大学生だけでなく、他大学とのつながりができた。
・大学に入ったばかりの1回生から、まさに就活中の3回生、就職を終えた4回生、大学院として就職を考えるM1回生、
 と幅広な参加者から、多様な意見を聞けた。
・京都や関西だけでなく、関東(東京)の大学生が何を考えているかが知れた。
・自分の考えがものすごく一面的であることを反省した。
・何より若者問題に対して、経営者が真剣に考えている眼差しを直接感じることができた。


という感想が次々に私に届きました。

つまり、大学では、あるいは大学の教員だけでは提供することができない

「社会の教育力×教育の社会力の創発の場と機会」

言い換えれば、予期せぬ副産物として

「もうひとつの教育機会」

を創れたということです。


他方、今回初めて試行をしてみて、

・テーマが大きいため、やや議論が総花的になってまった。
・議論のリードが経営者であり、学生の主体性が薄かった。
・SNSの議論が会場しか見られず、公開性が弱かった。
・参加した学生の数と経営者の数がアンバランスであった。


という反省(課題)も見つかりました。


そういう意味では、今後は、

・テーマを絞る(たとえば京都に絞る)
・学生の参加者を増やし、対等に議論をできる場づくりをする
・SNSの利点を生かし、公開性をあげる


ということを是非京都の経済界の皆さんと作って行きたいと決意を新たにした次第です。


いずれにせよ、この多様化、多層化、複雑化、高度化した社会では、
大学だけ、経営者だけ、行政だけ、という1セクター(アクター)で解決することはできません。

そのような時代だからこそ、

・同じテーブルにつき、
・同じ問題意識を共有し、
・同じ言語を使い、


議論することが大事だと思います。


ぜひ今後とも社会とつながりながら、

「もうひとつの教育機会づくり」


に努力したいと思います。








平成24年2月9日

杉岡 秀紀

  

Posted by 杉岡 秀紀 at 23:59Comments(0)杉岡日記より

2013年02月06日

「期待の裏切り方」について考えてみる。

今日は

「期待の裏切り方」

について考えてみます。


「裏切る」


という言葉には何だかマイナスなイメージしかないかもしれませんが、実は

「プラスの裏切り」


というものが存在します。


分かりやすく言うと、仕事でも何でも、

①期待>結果
②期待=結果
③期待<結果


という等式があると思うのですが、このうち

①がマイナスの裏切り
③がプラスの裏切り


ということになります。

私が今回とりわけ注目したいのは、このうち③です。



もちろん、

「人生の99%はできなかったことでできている」

という言葉があるくらいですから、全てが最初から③になるはずがないのですが、
仕事をしていて笑顔になる瞬間というのは決まって、相手に③をされた時なんですよね。


では、③を実現するためにはどうすればいいか。

私はそのヒントを某広告会社の社是

「その手があったか」「そこまでやるか」「そんなことまで」

に見出しています。


そして、某就職支援企業の

「自ら機会を作り、自らを変えよ」

や京都の大ベンチャー企業の

「おもしろおかしく」

某飲料企業の

「やってみなはれ」

もいいですね。

いずれにせよ、

「どのようにして、よい意味での期待を裏切るか」

が私は人生の面白さだと思っています。


「ギャップがセクシー」

これは私の昔所属していてディレクターの口癖でしたが、
最近は本当に言い得て妙だと思っています。


というわけで、ぜひ皆さんも

プラスに期待を裏切りましょう(笑)。

きっと人生がさらに面白く、豊かになることと思います。


平成25年2月6日

杉岡 秀紀  

Posted by 杉岡 秀紀 at 23:59Comments(3)杉岡日記より